小学4年生の息子のクリスマスプレゼントに「ほぼ日のアースボール」のセカンドモデルを購入しました。ずっと使える地球儀がいいと思ってインテリア性の高いものも検討したのですが、今、地球儀を買うならやっぱりコレだろうと選びました。息子が望んで手にしたものではありませんが、使い方もすぐに理解してしばらくアレコレと楽しんでいました。
買ってよかった!ほぼ日のアースボール
- スマホやタブレットで豊富な情報が楽しめる
- 手のひらサイズで場所をとらない
- お手頃価格(3,960円)
結論からいうと、買ってよかったです。
一番の特長である、アプリからたくさんの情報を引き出せるのは、この商品ならではだな、と感じました。アプリをインストールしたり項目ごとにデータをダウンロードする必要があります(初回のみ)が、一般的な地球儀と比べるとその情報量に驚かされます。
また、直径15cmとコンパクトサイズなので、リビングやキッチンにあっても邪魔になりません。玄関に飾っても素敵です。リーズナブルな価格(3,960円)もよかったです。
どこから見ても可愛いパッケージ
私はネットで「ほぼ日のアースボール」を購入したのですが、店頭にあると思わず手にしたくなるパッケージです。部分的に地球儀が見えているのも素敵だし、箱の正面を中心に、上部の面、左側面、右側面にイラストがつながっている可愛いデザイン。人々が空に浮かぶ地球を見ているシーンが描かれています。これは「地球にいながら地球をながめる」というアースボールの面白さを表現しているんですね。
愛らしいイラストの制作者は「ア・メリカ」さん。親しみやすいタッチのイラストが特長で、ゲームやグッズ、広告など多方面で活躍されています。
ア・メリカさんの公式サイト:Amelicart Illustration
地球儀と台座と説明書
「ほぼ日のアースボール」の箱の中には地球儀と台座と説明書が入っていました。直径15cmの地球儀は大人の手で片手で持てるくらいのコンパクトさ。重さは145gと軽量。中を開けて使うことはないと思いますが、パカッと中を開けてみると空洞でした。軽いはずですね。
台座がついていて、ちょこんと乗せると安定感よくおさまります。小さいので置き場所に困りません。家族が集まるリビングのちょっとしたスペースに置くとよさそう。
ア・メリカさんのイラストのついた説明書は、アプリのダウンロードについて、シンプルに記載されています。
「ほぼ日のアースボール」は、実体としての地球儀に、アプリをインストールしたスマホやタブレットをかざすことで、情報を引き出せます。
【使い方は2ステップ】
▶STEP1:アプリをダウンロードします。
「ほぼ日のアースボール」アプリダウンロード紹介ページ
▶STEP2:スマホをアースボールにかざします。
アプリ内にあるコンテンツを選ぶとデータがダウンロードされる(初回のみ)ので、その後、スマホやタブレットをアースボールにかざします。 画面に色々な情報が表示され画面をタップして楽しみます。アースボールを手で動かすことで、地球の各地の情報が画面に表示されます。
※アプリだけでは遊べませんが、アースボールだけだと飾って楽しめます。
「ほぼ日のアースボール」(セカンドモデル)は、「宇宙から見た、そのままの地球」と謳っていて、アースボールそのものには、国境や国名の記載がありません。小さなサイズ感もあって、私にはアースボールそのものだけでなく、地球自体が愛おしく感じられました。
アプリのコンテンツは20種類以上
「ほぼ日のアースボール」のアプリをダウンロードして立ち上げると、宇宙に浮かぶ地球の姿が見えます。この画面で思い出したのですが、「Google Earth」に似ているんですね。「宇宙から見た地球」とか、「地球をぐるぐるまわせるところ」とか。新たな発見をしたり、地球の未来に思いを馳せたり、単純に面白かったりといった、何かを想起させる点も似ています。大きな違いは、手でさわれる「モノ」としての地球儀の有無でしょうか。「手触り感のあるモノ」とも言えるでしょうか。これが「ほぼ日」らしさなのかもしれませんね。
「ほぼ日のアースボール」のアプリのコンテンツは現在20種類以上あり、これは随時追加・変更されています。
例えば「いまの地球」では、地球上の「雲」「雨」「気温」それぞれの様子がわかり、データは1時間おきに自動更新されます。24時間の動きを見たり、一週間の動きを見ることもできます。
ただ操作としては、画面とアースボールと、それぞれを使うことになります。拡大したい時はスマホやタブレット上でピンチインする(またはアースボールをスマホに近づける)のですが、地球の裏側を見たい時はスマホ上ではなく、アースボールを回さないといけません。また、実際のアースボールで日本の場所を指しても、画面上では手や指はアースボールの上には表示されません。
「夜の地球」では、「昼」と「夜」を切りかえながら楽しめます。やっぱり東京は光ってるな、インドは国境がわかるくらいだな、なんてのもわかります。
「クラシック地球儀」では、「衛星」「地勢」「行政」の地球儀が表示されます。「行政」は、従来の地球儀と似たような雰囲気になりますね。
新しいコンテンツとしては、2021年11月5日に「SDGs Maps」が、2022年2月1日から「ポプラディア」シリーズの「恐竜図鑑」「動物図鑑」「世界遺産」が加わりました(小学館の図鑑NEO「恐竜」は2022年1月をもって終了)。画面の恐竜や動物、写真をタップすると詳細が表示されます。
「まわるデカモジ」は、自由に入力した文字がアースボールのまわりをゆっくりとまわるお遊びコンテンツ。自分の名前やかけ声を入れても面白いですね。
他にも、季節や時間ごとの「昼夜の移り変わり」、「世界の国々」の紹介、「月」を表示させたりなど、盛りだくさんのコンテンツがあります。写真の中央は「水星」を表示させた写真で、きれいな色の惑星に見えますが実際の水星は黒っぽい色のようです。
「日本文具大賞2021 機能部門グランプリ」を受賞
「日本文具大賞」とは、その年の「機能面」「デザイン面」それぞれにおいて優れた文具に贈られるアワードのことです。「ほぼ日のアースボール(セカンドモデル)」は、「第30回日本文学大賞2021 機能部門」のグランプリを受賞しました。審査委員長の川崎和男さんがインタビューで、審査のポイントとして「郷愁感もあって、未来感のあるものを選びました」と話していて、なるほどなと思いました。
日本文具大賞の紹介ページ:日本文具大賞 | 【国際】文具・紙製品展 – ISOT(イソット)
また、「ほぼ日のアースボール(セカンドモデル)」は、「2021年度グッドデザイン賞も受賞」しました。
「ほぼ日のアースボール(セカンドモデル)」商品詳細
価格 | 3,960円 |
---|---|
本体サイズ | 直径15cm / 重量:145g |
材質 | 非フタル酸 PVC、ポリスチレン 台座(ポリカーボネート)付き |
対象年齢 | 6歳以上 |
企画制作 | 株式会社ほぼ日 |
公式ページ | https://earthball.1101.com/ |
※商品詳細情報は公式ページおよび製品パッケージより抜粋
ファーストモデル、セカンドモデル、ジャーニー、PLAYとの違い
今回紹介している「ほぼ日のアースボール」は、2020年に発売されたセカンドモデルです。
2017年に発売されたファーストモデルは直径27cmでビーチボールのような柔らかい素材で、小さい子どもがボール代わりに遊べるような仕様でした。一方、セカンドモデルは直径15cmと小さくなり材質もかたくなりました。スマホをかざして使うところは同じですが、ファーストモデルはアースボール自体に国名や国境線が記載されていました。これはこれで素敵なアイテムですが、価格が5,940円とちょっとお高めだったんですね。セカンドモデルは4,000円を切っているので、より気軽に購入できるようになりました。
ちなみに、ファーストモデルの販売は終了しています。
2022年7月1日に、「ほぼ日のアースボール ジャーニー」が発売されました。セカンドモデルを少し大きくし、世界の国が色分けされ国名も記載されています。セカンドモデルが宇宙から見た地球を表現した「理科っぽい地球儀」とすれば、新モデルは国の場所がわかる「社会っぽい地球儀」とも言えます。もちろん、ARを楽しめるのですが、金額が11,000円と高くなりました。高くはなりましたが、やはり国の位置や国名がパッと見てわかるほうが使い勝手がいいように思いました。セカンドモデルはコンセプトとしては唯一無二のものと言えますが、子どもにここが〇〇という国だよと伝えたい時にジャーニーのほうが便利そうです。
さらに、2022年11月15日に、サッカータイプの「ほぼ日のアースボール PLAY」が発売されました。よく学び、よく遊びを体現しているタイプですね。実際は外でドロドロになったボールを地球儀として使うのは難しい気がします。
ファーストモデル、セカンドモデル、ジャーニー、PLAYの違い
タイプ | ファースト | セカンド | ジャーニー |
発売日 | 2017/12/1 | 2020/11/8 | 2022/7/1 |
金額 | 5,940円 | 3,960円 | 11,000円 |
直径 | 27cm | 15cm | 20cm |
備考 |
やわらかタイプ |
「日本文具大賞 2021」 機能部門グランプリ |
木製台座 |
タイプ | PLAY |
発売日 | 2022/11/15 |
金額 | 7,920円 |
直径 | 直径22cm・5号球 |
備考 | サッカーボールタイプ |
まとめ
2021年、小4の息子のクリスマスプレゼントとして購入した「ほぼ日のアースボール」。事前に調べていたので商品自体は想定してものと大きく違いはありませんでした。
息子は、最初のうちは色々遊んでいましたが、しばらくするとアプリを立ち上げることはなくなりました。元々、自ら図鑑を開いたり、勉強するタイプではありません。アプリと連動させる点もワンステップあるので億劫になるようです。
それでも、地球から全体から見る日本のサイズ感といった地球儀だからこそわかる感覚的な情報に接すること、ARを体感すること、アプリを自由に使いこなすこと等は、彼にとっていい経験であると思っています。また、リビングに置くことで思い出したように触れられる点も気に入っています。
「ほぼ日のアースボール」の生みの親である、糸井重里さんは「国境がない地球儀だから、アースボールはみんなのものだよって言えるようになった」と話しています。子どもたちは学校から1人1台のタブレットを支給してもらっています。家や学校で気軽に楽しめて、ずっと使い続ける地球儀として進化していくことを願っています。
「ほぼ日のアースボール」が気になった方はぜひ、チェックしてみてください。
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